邪魔者は消せ プーチン暴走の起点~チェチェン戦争からウクライナ戦争まで
第二次世界大戦後の歴史を変えるようなウクライナ戦争が進行する中で、緻密な計算をするプーチン大統領が変質したとの指摘もある。
確かに人間は変わるし、政治をはじめ様々な情勢は刻々と変化すると言う意味では、そうかもしれない。
だが、ヴラジーミル・プーチンという人物が事実上権力を掌握した1999年8月16日(首相就任。2000年大統領)からウクライナ侵略開始の2022年2月24日まで、その思想と行動は驚くほどの一貫性を示している。
彼が強大な権力基盤を確立したのは、経済が好調だったこともあるが、第二次チェチェン戦争を遂行したからだ。そのころから“ロシア帝国”が復活するための障害物を排除・抹殺し続けている。
チェチェンを16回訪れて取材した経験から、報道やSNSを通じて拡散される映像や情報を見ているとチェチェン戦争に酷似しており、今後起こり得る自体を非常に危惧している。
ロシアの線路は、日本の新幹線やヨーロッパより広い広軌であるため車体には重量感がある。その重い機関車がチェチェン戦争を起点にウクライナ戦争まで驀進してきた。そんなイメージだ。
ここで改めてプーチン政権の22年間をチェチェンを軸に振り返ってみたいと思う。 (林 克明)
(1)前史 ソ連崩壊と第一次チェチェン戦争の敗北
(2)ロシア社会を恐怖に陥れたアパート連続爆弾テロ(死者300人)
(3)第二次チェチェン戦争勃発 皆殺し戦争
(4)民主主義と言論の自由に復讐
(5)要人暗殺・記者と人権活動家の抹殺
(6)チェチェン・ジョージア・クリミア、そしてウクライナへ
(7)今何が必要か
(8)いわゆる「西側」は正しいのか? アフガン、イラク、シリア、ベトナム、チェチェンほか
※参考「プーチン政権の闇」(高文研)
https://www.koubunken.co.jp/book/b201867.html
日時:3月19日(土)13:30 時開場、14時00分開始、16:30終了
場所:雑司ヶ谷地域文化創造館 第2会議室
https://www.mapion.co.jp/m2/35.71971291,139.71364947,16/poi=21330448165
交通:JR目白駅徒歩10分、東京メトロ副都心線「雑司ヶ谷駅」2番出口直結
資料代: 500円
★★★【申し込み】★★★25名
フルネームと「3月19日参加」と書いて下記のメールアドレスに送信してください。
kusanomi@notnet.jp
★★★感染防止対策にご協力を★★★
・受付の名簿に必要事項をお書きください。
・会場入りの際は手洗いかアルコール消毒をお願いします。
・会場内ではマスク着用をお願いします。
・窓を開けるなど喚起をするのでご了承ください。
※過去の草の実アカデミー講演の動画はこちらでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=oSmYZ0hjEAs
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