秘密保護法違憲訴訟と刑事訴訟法の大改悪
■第84回草の実アカデミー
秘密保護法違憲訴訟と刑事訴訟法の大改悪
講師:寺澤有氏(ジャーナリスト・秘密保護法違憲「東京」訴訟原告
日時:5月21日(土)13:30開場14:00開始 16:45終了
場所:巣鴨地域文化創造館の第1会議室(36名)
http://www.city.toshima.lg.jp/134/bunka/shogai/009982/005244.html
交通 「JR山手線 巣鴨駅」(北口)より徒歩15分
「JR山手線 大塚駅」(北口)より徒歩12分
「都営三田線 巣鴨駅」3A番出口より徒歩15分
「都電荒川線 庚申塚駅」より徒歩3分
都バス「巣鴨四丁目」停留所より徒歩3分 (草63、草64)
地図:http://www.toshima-mirai.jp/center/e_sugamo/
資料代:500円(会員無料)
主催:草の実アカデミー(公益社団法人マスコミ世論研究所)
草の実アカデミー代表の林克明です。私も原告になっていますが、フリーランス表現者たち43人で提起した秘密保護法「東京」訴訟の控訴審判決が4月26日に出ました。
「本件控訴のすべてを棄却する」が判決でした。憲法違反と認めよ、という請求については、判断せずに東京高裁は逃げました。5月10日、最高裁に上告しました。
裁判所の役割を放棄しているわけで、三権分立が確立していない証拠です。
こうして、警察権力はますます拡大し、思想信条の自由、言論表現活動の自由、取材活動の自由は、どんどん狭められていきます。
秘密保護法、そして去年成立した安保法。いま一番危険なのは、刑事訴訟法の大改悪が進められようとしていることです。
一時は、取り調べの「部分可視化」などと言われていたものですが、これはとんでもないシロモノです。
密室で自白させておき、被疑者が完全に屈服したあとにビデオ撮影して、あたかも自発的に自白したようにみせかけた「今市事件」のようなことが、拡大してしまいます。
それから、盗聴法の対象を大幅に拡大し、立会人もつけずに盗聴可能にする内容が改悪案には盛り込まれています。警察が盗聴をやりたい放題するのを法廷に認めるということになってしまいます。
加えて司法取引。これはアメリカで死刑事件の冤罪の相当部分は司法取引による虚偽証言であることから、大問題になっている。それなのに日本では新たに導入しようとしているわけです。
秘密保護法の裁判の意義やまとめをしながら、日本列島の全住民に降りかかる火の粉=刑事訴訟法改悪について考えます。
講師は、警察の違法行為に詳しいジャーナリストで、秘密保護法違憲「東京」訴訟の原告でもある寺澤有氏です。
ぜひご参加ください。
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