9/11「小選挙区制と二大政党制に批判を!」集会、『週刊金曜日』協賛
7月30日、臨時国会開会日に、菅直人首相は記者会見で「衆院80議席、参院40
議席削減」を年内に各党が合意するようにと表明した。とんでもないことである。7月の参院選挙での民主党惨敗によって、「ネジレ国会」となるなかで、菅首相は9月の民主党代表選挙をにらみ「消費税増税」についてはトーンを落とすことを余儀なくされたが、議員削減を人気浮揚の目玉に据えようと思いついたらしい。
昨年8月の総選挙の数字で類推すると、「衆院比例80議席削減」となれば、民主党は3分の2の議席を独占することになり(42%の得票で68%の議席獲得)、小政党は議席ゼロとなってしまう。民意の歪曲、極まりである。
「国会議員自身が身を切る」と菅首相は言うが、一人7000万円かかる議員報酬
(秘書の賃金も含む)を11%減らせば、議員80人分となる。なぜ、定数削減と短絡するのか。320億円の政党助成金を削減(廃止)すれば済むことである。
各種審議会が100以上もあるが、議員を減らせば、関与する機会は少なくなる。官僚を国会議員が監視・指導する機会も減る。「政治主導」に逆行するものだ。
イギリスの人口は日本の半分だが、下院は650議席である。国会議員の数は多くないのだ。下院は650議席。
しかも、選挙に立候補する権利も大きく制限されている。衆参とも比例区は600万円,選挙区は300万円もの高額の供託金が必要である(イギリスは9万円)。ゼロ円の国もある。
選挙制度についての関心を高め、民主主義を破壊する選挙制度に反対しよう。
『週刊金曜日』9月3日号に、意見広告が全1頁で掲載されます。
この集会は『週刊金曜日』も協賛しています。
■ 「小選挙区制と二大政党制に批判を!」リレートーク集会
日時:9月11日(土)午後6時20分開演(開場6時)
場所 :文京区民センター(地下鉄春日駅・後楽園駅下車)
地図http://www.b-academy.jp/faculty/c04_01_j.html?area=mainColumn
参加費 : 500円
6分間リレートーク方式の集会
リレートーク発言者
山崎康彦 原田伊三郎 紅林進 村岡到 矢崎栄司 田所智子
林克明 橋本久雄 佐藤和之 江原栄昭 河内謙策
日隅一雄 朝倉幹晴 (順不同)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
賛同署名申し込みは、氏名と肩書を書いて下記のメールに送信してください。
« 8月21日(土) 武器輸出三原則が危ない~財界の不穏な動き~ | トップページ | 小選挙区二大政党制は政治を劣化させる »
「小選挙区・二大政党制反対」カテゴリの記事
- 動画報告「市民に選挙をとりもどすプロジェクト」(2015.05.16)
- 5月16日(土)14時「市民に選挙をとりもどすプロジェクト」(2015.05.13)
- あらかじめ裏切られた民主主義 講演終了(2010.11.22)
- 声明「小選挙区と二大政党制に批判を」賛同募集中(2010.09.22)
- 小選挙区二大政党制は政治を劣化させる(2010.09.12)
« 8月21日(土) 武器輸出三原則が危ない~財界の不穏な動き~ | トップページ | 小選挙区二大政党制は政治を劣化させる »