園良太「落書き、張り紙、街宣、デモ、路上上映ーー閉塞メディアよ街へ出よう」
元編プロ・今アクティビストの園良太さんは、若手の有望な活動家で表現者だ。2009年初頭、麻生政権を街頭デモで倒そうと「ないかくだとう実行委員会」が結成され、楽しいデモが行われた。その中心メンバーとして活躍した。 街頭デモ・パフォーマンスの自由、直接民主主義を大切にする活動を続ける彼が「第二言論サミット」でとりあえるテーマは 「落書き、張り紙、街宣、デモ、路上上映ーー閉塞メディアよ街へ出よう」だ。以前、彼をインタビューした記事をここで紹介したい。
■社会変革めざし直球勝負
玄人ファンをうならせる技巧派投手も捨てがたいが、ファンに夢を与えてくれるのは、やはり直球勝負の投手である。
開かれた町のカフェで改憲問題を自分たちに近づけて議論する「憲法カフェ」のメンバー・園良太さんは、直球型である。
02年ころから反戦運動にかかわり始め、反政権運動・反戦・反グローバリズムを結びつけたダイナミックな運動を心の中で目指してきた。しかし「これまでは、大上段に語れる場があまりなかったんです」と園さんは言う。
なぜか。「同世代では、コミュニティや貧困などの身近な問題にかかわる人が多かったからです。もちろん、それらは大切なのですが・・」
彼にとって転機となる事件が起きた。昨年(2008年)10月26日、麻生首相の62億円豪邸を見学する「リアリティ・ツアー」で3人が逮捕された。
「僕は、ツアーを企画した一人です。そのとき、戦争遂行政策の責任者の麻生首相の家を見よう、と呼びかけたら予想以上に注目を集めました。このとき、ストレートな意見を意外にも多くの人が聞いてくれたのです」
と振り返る。この事件をきっかけに、反戦・反グローバリズム・そして政権打倒の思いを強くし、「ないかくだとう実行委員会」の結成に参加したという。
「”ど真ん中のテーマ”で多様な人びとをつないで大きなデモを作り、社会と自分たちを変えたい」とあくまでも直球勝負を目指す27歳だ。
(ジャーナリスト 林克明)『社会新報』2009年5月27日号より
■第二言論サミット
~世界は周辺から変わる~メディアに政権交代を!~
【日時】 2010年5月23日(日)13;20開場13:45開演16:40終
【場所】 東京ウイメンズプラザ・ホール
渋谷区神宮前5-53-67
【交通】 JR渋谷12分 地下鉄表参道7分
【参加費】 500円(前売券販売中)
【主催】 第二言論サミット実行委員会
協賛 (社)マスコミ世論研究所・草の実アカデミー
【問い合わせ先】 集会参加は予約の必要はありません。懇親会のみ予約
が必要です。kusanomi@notnet.jp
FAX 03-3916-2676
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