「日刊ソルダート」構想から第二言論サミットまで
2006年、相談しただけで何もしていなくても罪になる共謀罪を自民党政府が導入しようとしており、幅広い反対運動が盛り上がっていた。文京区民センターの集会でジャーナリストの寺澤有氏がパネラーとして出席していた。そのときの発言が、明日2010年5月23日に開催される「第二言論サミット」~世界は周辺から変わる! メディアに政権交代を!~につながっている。
◇口うるさい言論人と活動家が連携
メモがないので大まかな内容だが、寺澤氏はおよそ次のよなことを語った。
「共謀罪がうんうんというのは、活動家やジャーナリストの連中が騒いでいるだけ。俺たちに関係ない、と思っている人たちもいるようだ。仮に(共謀罪)新設されても普通の人に直接影響がない・・と。
ある意味でそうかもしれないが、いろいろ発言したりする活動家やジャーナリストが共謀罪で追い詰められて口を封じられ行動を封じられたとしよう。もしその圧力が”普通の人”に直接ふりかかったら闘えるのか? 」
つまり、口うるさく批判したり調べたり行動するジャーナリストや活動家が壊滅されたら、”普通の人”はがんじがらめになってしまう。だから、一般人を護衛する兵士(ソルジャー=ソルダート)が必要だ、と私は強く思ったのである。
それができるのは、そのころ誹謗中傷されていた「プロ市民」と「ジャーナリスト」ではないかと私は思った。だったら両者が協力してネットワークをつくりメディアをつくりたい。
◇神出鬼没で掴みどころない第二言論グループに
それが、かたちを変えて第二言論サミットになったともいえるだろう。強大なメディアやグループをつくろうというのではない。”日刊ソルダート的ミニメディア”がいたるところにあり、独自に動いているが、いつでも連携できる。
あるときは、A,B,Cグループがネットワークをつくり。同時に別のところではD、C比較的大きな勢力が共闘する。何かのきっかけでAからZまでつながってしまう事もある。
共通の目的は、人間の精神の自由・言論の自由・表現活動の自由などを護ることである。これが「日刊ソルダート」の初期構想だった。これにさまざまな意見を取り入れて、発展させる出発点としての「5・23第二言論サミット」だ。
どうなるかは、当日集まる発言者24人、事務局、そして集会に参加した人々によって決まる。
ちなみに「ソルダート」とは、ロシア語で兵士という意味である。
(林克明 ジャーナリスト)
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