第二言論サミットへの呼び掛け文
5・23第二言論サミット
~世界は周辺から変わる メディアに政権交代を~
ネットメディア・ミニコミ・ブロガー・街宣・ミニコミ・・大集合
小泉・安倍・福田・麻生と4代続いた自民党政権末期に、社会の不公正と荒廃が進みました。緑の大地を荒涼たる沙漠に変えようとしてきたのは、政治家だけなく、政・官・財・軍・報・労(政界・官僚・財界・自衛隊・大マスコミ・御用労働組合)による鉄の六角形。まさに総権力体制、総与党体制と言っていいでしょう。
初の本格政権交代が実現しても「鉄の六角形」は崩れていない大きな理由は、民主党と自民党の思想や支持基盤に明確な差がないからです。そうはいっても、自民党政権時代には考えられなかった改革も進み始めています。
国会議員が変わり、官僚にも多少は衝撃が走り、経済界も先を見通そうと模索しているようです。いたるところで静かだが変革の息吹が感じられる中で、最も変わらないのが大マスコミ。恐るべき保守主義です。
なぜか。それはメディアが政権交代していないからです。マスコミ企業もそうだし、コメンテーター、学者、専門家、評論家などの政権交代もまだ起きていない。世の中が変わってもマスコミ界の旧体制(アンシャン・レジーム)が温存されているのです。
旧体制を支えてきた彼らはこれまで何をやってきたか。大昔のことはさておいて最近のことだけを見ても、小泉構造「改革」を推進し、市場原理主義者を増長させ、自衛隊の海外派兵を推進させ、アメリカの侵略戦争支持、北朝鮮バッシングで軍拡と排外主義を煽り、民営化推進・・・。それに反対する精神性重視の思想・平等主義・平和主義・社会福祉・公共性優先主義・社会民主主義的な発想を小馬鹿にしてきました。
その結果、カネと数字で価値判断する殺伐とした姿の日本があります。
世が世ならば、コンコルド広場で旧勢力が大量にギロチンにかけられるか、恥と責任を少しでも認識するならば、彼らは切腹していなければなりません。 でも、そんなことは無理だし、もし実行したら却って世の中が悪くなるかもしれない。それよりも私たちが独自の言論界を創り出したほうがいい。
大手マスコミの言論を第一言論とするなら、そうではない視点を持つ私たちの言論を第二言論と定義します。
メディア界の政権交代を訴えて、「第二言論の集い」を開催することになりました。ただし、”政権交代”によって今まで野党だった第二言論が第一言論になるなどという意味ではありません。それでは同じことの繰り返し。
そうではなくて、大規模メディア解体、集中排除、小規模メディアの併存乱立、多様な視点と思想の尊重、個人言論の確立、純粋言論の樹立、・・・などが必要だと思います。
権力のない側の小メディア・個人表現者・活動家が集まり、どのように社会を改革していくのかを語る場にしたいのです。ぜひ集会に参加してください。
【日時】 2010年5月23日(日)13;20開場13:45開演16:40終
【場所】 東京ウイメンズプラザ・ホール
渋谷区神宮前5-53-67
【交通】 JR渋谷12分 地下鉄表参道7分
【参加費】 500円(前売券販売中)
【主催】 第二言論サミット実行委員会
協賛 (社)マスコミ世論研究所・草の実アカデミー
【問い合わせ先】 集会参加は予約の必要はありません。懇親会のみ予約
が必要です。
TEL 03-3916-2664(火・木・土日祝)
FAX 03-3916-2676
E-mail kusanomi@notnet.jp
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- 第二言論サミットへの呼び掛け文(2010.05.14)
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» 「第二言論サミット」(東京・渋谷、05-23) [喜八ログ]
2010年05月23日(日)、東京・渋谷で「第二言論サミット」(「草の実アカデミー」主催)が開催されます。 [続きを読む]
» 新聞(大手全国紙)に本当の事は書かれないので(前編) [さとうひろしオフィシャルブログ]
先週のことになりますが、草の実アカデミーという団体
http://www.kusanomi.cocolog-nifty.com/blog/
が主催する「第ニ言論サミット」
http://kusanomi.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-0420.html
というイベントへ行って来ました。... [続きを読む]
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